2007年10月30日
【No.063】ダイ・ハード4.0

’07/アメリカ/カラー/129分
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、クリフ・カーティス、マギー・Q
『ダイ・ハード4.0』。
わたしは律儀にも「よんてんぜろ」と読んでいた。
でもふつうに「フォー」って読むんですね。
よく考えたら、「4.0=4」が成り立つわけで。
数字ヨワいうえに、見た目だけにとらわれてすぐにわかんなかったっす。
「PART○」が散々あきられて、たまにこんな凝った表記をするものがある。
『エイリアン3』を3乗と読むのか困惑したときもあった。
でもそんな邪念を吹き飛ばすほど、『ダイ・ハード4.0』はすこぶる面白い映画になってる。「アクション映画万歳!!」と諸手を挙げて大喜びすること請負いだ。
とにかくこの映画、考えなくていい。考えなくてもアクションだけで充分。シリーズ誕生20周年の老舗の売りだが、前作より12年経っている。もはやものまねなどでギャグにさえなっているハリウッド製アクション映画の王道パターンにこの12年間で歴然と進歩を遂げたCG技術で2倍にも3倍にもふくれあがっている。
もうなにもかもがスペクタクル。次々クラッシュする車が尋常じゃなく回っていた。
そして圧巻は終盤の戦闘機に狙われるマクレーン。これはスゴいぞ。「死んでも死なない男」のシリーズ最大の見せ場だろう。ほんとにしぶとい。
そんなタフな男マクレーンを演じるブルース・ウィリス。12年の月日が経ってさすがに老けた。アクションもややもたつき気味。でもこれだけのバジェットと技術が揃えば、多少動けてもカバーできることを証明できたんじゃないか。
うだるような暑さにスカッとしたいときに持ってこいの一作。唯一物足りなかったのは悪役のキャラクターぐらいかな。

ボン評価は…
☆ おもしろい ○まあまあ △つまらない ×クズ
の4段階評価です。
Posted by イリー・K at 22:00│Comments(0)
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